PDFは便利ですが、時代に合わなくなっています
PDFをネットで見る際の最大の問題は、PDFファイルのダウンロードが終わるまで、表示が始まらない点です(大多数の一般的なサーバ/ビューアの場合)。
100ページある資料の50ページ目だけを見たくても、100ページ分ダウンロードするわけです。固定回線に比べると通信速度が遅く、従量制の料金契約が多いスマホユーザからすると、「見られるまで時間がかかる」と「ムダなパケ代がかかる」という不満が出るのも当然です。
不満に応えるために、章ごとに分けたPDFファイルをサイトに載せたりします。分割すれば、ダウンロードするバイト数を減らして、表示するまでの時間とパケット代を減らすことができますが、抜本的な対策とはいえません。
さらに進めて、1ページだけを抜き出したPDFファイルを掲載することもあります。これは前述の目的に加えて、検索エンジン対策もしたいからです。検索エンジンで表示された候補がPDFだった場合、それをクリックしても1ページ目の冒頭が開かれるだけです。検索エンジンで見つけた検索候補のページが開かれるわけではありません。
そう知っている人は、ブラウザやPDFビューアの検索機能を使って、検索語をもう一度入力して「その」ページを探します。知らない人は、情報を見つけ出せずにPDFの閲覧をあきらめてしまいます。こういうスマホユーザの方が多いかもしれません。
HTML5/SVGに変換して公開という手軽さ
根本的な対策は、PDFをやめてHTML系の表示に移行することです。最も手軽なのは、BuildVuを使ってPDFファイルをHTML5/SVGに変換して、サイトにアップロードすることです。
BuildVuはPDFファイルの“見た目”を保ったままHTML5/SVGに変換できます。HTML5/SVGは国際標準規格で、すでに主要なブラウザが対応済みです。BuildVuで変換したHTML5/SVGは、もちろん主要なブラウザで閲覧できます。
高機能なPDFビューアは、単ページ・見開きの表示、拡大・縮小、テキストの検索、目次サムネールの表示などができますが、同等の機能の付いたビューアをBuildVuは標準提供しています。BuildVuビューア自身がブラウザ内で動作するので、閲覧者がインストールや設定をする必要もありません。
PDFから変換した技術書をBuildVuビューアで表示しています。高機能なPDFビューアとほぼ同じ機能とUIなので迷わずお使いいただけます。
1ページごとのダウンロードで、問題解決
BuildVuでは、PDFからHTML5/SVGに変換する際、PDFの1ページごとにHTML5/SVGファイルを生成します。ネットユーザが100ページあるコンテンツの50ページ目を閲覧する際には、50ページ目だけがダウンロードされ表示されます。これこそ遅い回線でも、最も早く見られる方法です。その後の操作でも、見ないページはダウンロードされることはありません。パケ代にもやさしいことになります。
すでに検索エンジンはHTML5/SVGを検索対象として扱っています。検索の面で不利になることはありません(HTML5/SVGは文書の構造を明確にした規格なので、むしろPDFよりも検索エンジン対策としては有利という可能性もあります)。
1ページごとにHTML5/SVGファイルが作られているので、検索エンジンで見つけた情報をクリックしたとき、きちんと「その」ページが表示されます。検索エンジン経由でも、迷わせることなくすべての人に情報を提供できます。
いかかでしょうか? PDFからHTML5/SVGに移行するメリットをお感じいただけたでしょうか? いままでやってきた、コンテンツを複数のPDFに小分けにしてサイトに掲載する手間と、ストレージ容量を減らすこともできます。さらなる発展として、ユーザ端末や回線状況に応じて、画像のサイズや解像度を動的に変更するサーバ側のツールも利用しやすくなります。
BuildVuについて
BuildVuは、雑誌や図面などをHTML5/SVGで“見た目”どおりに表示するツールとして20年以上の実績があります。PDFからHTML5/SVGへの変換ツール、HTML5/SVGビューアは、ぜひBuildVuにお任せください。
PDFからHTML5/SVGへの変換入門は、こちらをご覧ください
ぜひ今すぐにBuildVuで、あなたのPDFファイルをHTML5に変換してみてください。変換と専用ビューアでの閲覧をこちらからお試しいただけます(メールアドレスの登録不要、無料です)。
BuildVuオンラインコンバーター※1
「オンラインでPDFからHTMLに変換」
※1 開発元のIDRsolutions社と株式会社インターワークの提供するサービスです。