ネットユーザが自社サイトの「どこ」を見ているか知ることの重要性は、本コラムをお読みの方には説明不要でしょう。GoogleアナリティクスやWebサーバログ(WWWアクセスログ)によるアクセス解析で、どのページが見られているか、どのようにページ遷移しているかを把握されていることでしょう。
では、サイトに掲載しているPDFについてはいかがですか? 把握できているのはPDFのダウンロード数だけで、PDFコンテンツ内の閲覧動向は不明ということはありませんか?
PDFはファイルとしてダウンロードされ、その後に表示が行われます。PDFビューアで表示する際にはウェブサーバとは切り離されたオフラインに等しい扱いになります。ウェブブラウザでPDFを表示するときも同じです。
そのために、PDFのどのページを見たかや、どのページにどれくらい滞在したかといったアクセス解析の基本データをウェブサーバは取れません。「PDFだからしかたがない」と長らく言われてきた問題ですが、いまでは解決できるようになっています。PDF→HTML5/SVGに変換してサイト掲載することで、アクセス解析の対象にできるのです。
PDF内のどこを見たかを、しっかり把握
具体的には、①PDFファイルをHTML5/SVGに変換して、②HTML5/SVGをサイトで公開、③必要ならPDFファイルを公開終了、という手順になります。BuildVuは、PDFの“見た目”を正確に保ったままHTML5/SVGに変換するツールなので、PDFをHTMLページに置き換えるのに最適です。
PDFコンテンツをBuildVuで変換すると、PDFのページごとにHTML5/SVGが生成されます。これらをサイトにアップロードすれば、あとは通常のウェブページ同様にウェブサーバが配信してくれます。
HTML5/SVGは国際規格であり、主要なウェブサーバと主要なウェブブラウザはHTML5/SVGに対応しています。すでに電子書籍や電子カタログ(デジタルブック)がHTML5/SVGを利用しているので、多くの実績があります。
もう少し詳しくフォルダ/ファイル構造を見てみましょう(下図)。5ページ構成のPDFを、BuildVuでHTML5/SVGに変換しました。ブラウザでファイル「index.html」を読み込んでコンテンツを表示するのが通常のやり方で、このページではビューアの読み込みや初期ページの表示などを制御しています。1ページ目を表示する際には、ファイル「1.html」とフォルダー「1」が読み込まれます。この例では5ページあるので、「1」~「5」までファイル/フォルダが作られています。
■BuildVuが生成するファイル構造
もうお気づきでしょう。PDFのページごとにHTMLファイルが生成されることで、いまお使いのアクセス解析ツールが、そのまま使えそうだと。さらにはHTMLページにコードを埋め込むタイプのアクセス解析ツールも、従来のHTMLページと同じようにアクセス解析の対象にできます。
BuildVuについて
BuildVuは、雑誌や図面などをHTML5/SVGで“見た目”どおりに表示するツールとして20年以上の実績があります。PDFからHTML5/SVGへの変換ツール、HTML5/SVGビューアは、ぜひBuildVuにお任せください。
PDFからHTML5/SVGへの変換入門は、こちらをご覧ください
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※1 開発元のIDRsolutions社と株式会社インターワークの提供するサービスです。