「PDFを表示したい」は、異なる2種類のニーズがある
アプリ開発の要件の中に「PDFファイルの表示」があったとき、真の意図は2通りありえます。どちらなのかを見極めて、開発の高速化や低コスト化につなげましょう。ひとつめは、①アプリ利用者が指定した任意のPDFファイルを表示できるよう求めている場合です。ふたつめは、②アプリ提供者が指定する特定のPDFファイルを表示できればいい場合です。
前者の①だと、アプリにPDFビューア機能を盛り込む必要があります。PDF開発ライブラリー(SDK)やPDFビューアライブラリーを利用して、開発の手間を削減するといいでしょう。
でも実際のニーズとして多いのは、後者の②なのです。アプリ内で表示する情報はアプリ提供側が用意し、たまたまファイル形式がPDFという状況です。印刷チラシやカタログをPDF化したものを表示したいとか、他部署から提供される情報なので、体裁や内容をいじれないというケースです。こちらのニーズでは、アプリにPDFビューア機能を盛り込まなくてもすみます。事前にPDFファイルをHTML5やSVGファイルに変換してからアプリに送信する仕組みを整えれば、アプリ側はすでに持っているWebブラウザ機能のままでよくなります。リリース後のアプリの追加要件だとしても、アプリ側の改修は不要にできるかもしれません。
高機能で世界品質のPDF開発ツール(SDK)ならJPedal
アプリにPDF表示の機能を盛り込む際は、流通しているPDF開発ツール(SDK)やPDFビューアライブラリーを探すことでしょう。検索するとたくさん出てきますが、Adobe Acrobat Readerのように高機能で、正確にPDFを表示できるものは限られます。
多くの製品をテストする価値はありますが、最初にJPedal(ジェイペダル)を試すことをお薦めします。IDR Solutionsが開発したJPedalは、①PDFを扱う高機能SDKであり、②アプリに組み込めるPDFビューア/PDFリーダーも付属する特長があります。業務利用に求められる品質とサポート水準で、世界のPDF関連ソフトウェア開発を20年近くも支えています。縦書きやふりがな(ルビ)など、日本語特有の表記にも、しっかり対応しています。
PDF→HTML5/SVG変換ツールならBuildVu
最近のWebブラウザはHTML5やSVGに対応しており、電子書籍/デジタルブックなどの表示に多用されて実績も十分です。事前にPDFをHTML5やSVGに変換してからアプリに渡せば、アプリ内のWebブラウザ機能だけで、実質的にPDF表示ができます。
IDR Solutionsが開発したBuildVu(ビルドビュー)は、PCからサーバ(オンプレミス/クラウド)まで、幅広いプラットフォームで動作するPDF→HTML5/SVG変換ツールです。アプリの現場では、PDFの件数が少ないケースでは、手元のPCを使い手作業でPDF→HTML5/SVG変換する運用ができます。PDFの件数が多めなら、PDFをサーバに登録すると自動的にPDF→HTML5/SVG変換するシステム構築が適するでしょう。BuildVuなら、こうした運用形態・開発体制のどちらにでも対応できます。
ここでも忘れてはならないのは、PDF→HTML5/SVGへの変換精度の高さです。前述のJPedalと同様に、BuildVuはビジネスクラスのPDF変換ツールとして世界的評価を得ています。
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BuildVu、FormVu、JPedal、JDeliをシステム開発やプログラミングに利用するための情報はこちらをご覧ください (BuildVuは詳細な日本語の紹介ページがあります。それ以外の製品の日本語ページは作成中で、開発元の英語ページとなります)。技術的なことから費用面まで、ご質問・ご相談もこちらからお寄せください。
取り扱い製品について
PDF規格は複雑なうえに、過去からの積み重ねで非常にわかりにくくなっています。PDF連携ソフトウェアの開発では、英国IDRsolutions 社のPDF関連製品(変換ツール、ライブラリ、ソフトウェア部品など)を、ぜひご検討ください。
IDRsolutions はPDF関連ツールを20年以上に渡って開発・提供し続けています。PDF分野の老舗企業として、世界中の企業や公的機関にご活用いただいています。
日本では株式会社インターワークがIDRsolutions社の日本総代理店として取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。
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