著者 Mark Stephens (IDRsolutions) 翻訳 BuildVu日本チーム
PDFファイルは、実際の出力を作成するために実行される必要があるベクターグラフィックやプログラムのようなものです。そのため、PDFレンダラーには、PDFパーサー(メモリ内にページの文字や図形を配置する機能)と、これを画像形式で書き出す機能が必要です。
なぜPDFファイルを画像に変換するのか?
PDFファイルを変換する理由は、Webアプリケーションでの表示を容易にするためです。ページの画像は、PDFのページよりもずっと表示しやすく、元のコンテンツも保護されます。 これは、今でも私たちのJPedal PDFライブラリの大きな使用例の1つで、PDFページをPNG、TIFF、さらにはWebP、HEICといった複数の画像形式に変換することができます。
PDFファイルをレンダリングすることのデメリットは何ですか?
PDFファイルをレンダリングする際の最大の欠点は、インタラクティブな機能が失われることです。そのため、テキストを選択したり(画像上に不可視のテキストレイヤーを作成しない限り)、フォームを編集したり、ドキュメントをマークアップしたりすることはできません。
また、PDFを画像にした場合の2つ目の問題は、拡大すると拡大・縮小すると文字や図形がぼやけたりつぶれたりすることです。
何か他の方法はありますか?
PDF.jsのようなJavaScriptビューアーを使って動的にHTMLに変換するか、弊社のBuildVuソフトウェアのようなライブラリを使ってサーバー上でHTMLやSVGに変換するのが一般的な方法です。HTMLやSVGを使用する利点は、より多くの機能や情報を保持し、パッケージのサイズを小さくすることができることです。
あなたはPDFファイルを扱う開発者ですか?
デベロッパーズガイドには、PDFファイル形式を理解するための技術的な記事が多数掲載されています。(英語)
取り扱い製品について
PDF規格は複雑なうえに、過去からの積み重ねで非常にわかりにくくなっています。PDF連携ソフトウェアの開発では、英国IDRsolutions 社のPDF関連製品(変換ツール、ライブラリ、ソフトウェア部品など)を、ぜひご検討ください。
IDRsolutions はPDF関連ツールを20年以上に渡って開発・提供し続けています。PDF分野の老舗企業として、世界中の企業や公的機関にご活用いただいています。
日本では株式会社インターワークがIDRsolutions社の日本総代理店として取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。
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