Javaで医療系のデータを読むことになったら
医療系のファイルフォーマットの標準といえばDICOM(ダイコム)ですが、それ以外の分野のJavaアプリ開発者には身近なものではありません。そんなときに活躍するのがJava開発ツール(SDK)のJDeli(ジェイデリ)です。DICOMを含む14種類の画像フォーマットを読み、他の画像フォーマットへの変換する機能を備えています。
医療専門の開発ツールはDICOMを読み書きする機能を備えるものが多く、その分野のアプリ開発では必需品でしょう。しかし、『DICOMファイルをサーバに登録してWebブラウザで閲覧する』といったWebベースのアプリの開発で必要なのは、DICOMの読み込み機能だけだったりします。
ここでJDeliが役立ちます。JDeliは、①DICOMファイルフォーマットを読み込めます。②DICOMを直接に、JPGやPNGといった他の画像フォーマットに変換できます。DICOM以外に、最近よく使われるようになったWebPやHEICなど14種類の画像フォーマットを読み込み、9種類の画像フォーマットで書き出せます。つまり、日常的に開発する業務で活用できて、この先も無駄になりません。
ImageIOほぼ互換だから、わかりやすい
JDeliでDICOMを読み込むサンプルコードをご覧ください(下記)。JDeliはImageIOを置き換えて使えるように作られているので、ImageIOとほぼ互換に使えるようになっています。使い始めのハードルが低いので安心です。
JDeliでDICOMを読み込むサンプルコード
BufferedImage image = JDeli.read(dicomImageFile);
または
DicomDecoder decoder = new DicomDecoder();
BufferedImage image = decoder.read(dicomData);
JDeliは画像ファイルを別フォーマットに直接変換
DICOMファイルをJPGやPNGといった別の画像フォーマットに変換するのが目的なら、JDeli.convert()メソッドのコード1行で変換できます。変換時にバッファ読み込みや中間フォーマットを経由させる必要はありません。
JDeliでDICOMをJPGに変換するサンプルコード
ファイル変換
JDeli.convert(File inFile, File outFile);
入出力ストリーム変換
JDeli.convert(InputStream inputStream, OutputStream outputStream, "jpg");
byte[]変換
byte[] outputData = JDeli.convert(byte[] inputData, "jpg");
変換オプション付き
JDeli.convert(File inFile, EncoderOptions outputOptions, File outfile);
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