JavaプログラムでPSDファイルを読めます
JavaでAdobe PhotoshopのPSD形式を読み込むなら、Java開発ライブラリー(SDK)のJDeli(ジェイデリ)をお薦めします。JavaプログラムでPSDファイルを読み込み、他の画像形式に変換してから以降の処理を行うといったプログラム開発をスムーズに進められます。
例えばWebベースで利用するPSDデータの検索システムを開発するとしましょう。PSDファイルを登録すると、JPGやPDFといったWebブラウザで表示できるファイル形式に変換して、サムネールはJPGを表示、内容確認はPDFを表示する内部処理を想定できます。
JDeliを使うと、①PSD読み込み、②PDFやJPGなどへのフォーマット変換、③サムネール画像の作成(画像のリサイズ)という3用途で活用できます。
JDeliはPSDを含む14種類の画像フォーマットを読み込めます。8種類の画像フォーマットを書き出せます(PSDの書き出しには対応していません)。最近よく使われるようになったWebPやHEICは読み書きの両方に対応しています。つまりJDeliは、PSDに限ったツールというよりは、日常的に活用できてムダにならない開発ツールというメリットがあります。
ImageIOほぼ互換だから、わかりやすい
JDeliでPSDを読み込むサンプルコードをご覧ください(下記)。JDeliはImageIOを置き換えて使えるように作られているので、書式はImageIOとほぼ互換です。安心して使い始めることができるでしょう。なおJDeliは、ファイルタイプを自動判断して読み込むようになっているので、通常はファイルタイプの指定なしでかまいません。
● JDeli で PSD を読み込むサンプルコード
BufferedImage image = JDeli.read(psdImageFile);
または
PsdDecoder decoder = new PsdDecoder();
BufferedImage image = decoder.read(psdData);
PSDをPDFに変換するのも簡単な手順でできます(下記)。
● JDeliでPSDファイルをPDFファイルに変換するサンプルコード
//PSD画像をJavaに読み込む
BufferedImage bufferedImage = JDeli.read(new File("psdImageFile.psd"));
//必要に応じて画像を加工する(拡大縮小、シャープネス、ライトニング、ウォーターマークなど)
bufferedImage = operations.apply(BufferedImage bufferedImage); // Optional
//BufferedImageをPDF画像ファイルとして書き出す
JDeli.write(bufferedImage, "pdf", new File("pdfImageFile.pdf"));
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