報告書や取説はPDFでサイトに載せればいいと、惰性で仕事をしていませんか? このやり方は時代遅れです。
昔は、紙版の報告書や取説と同じ体裁の文書を、手っ取り早くネットで公開する方法はPDFぐらいしか普及していませんでした。けっしてPDFが最適だからそうしていたわけではありません。もっといい別の方法があれば乗り換えるべきです。いまでは手軽に乗り換えることもできます。
英国は「HTMLで公開してアクセス性を高める」方針
英国デジタル政府(Government Digital Service 日本だとデジタル庁のような存在)は、10年ほど前に役所の公開する情報を、国民と企業と行政が効率的に利用できるよう変える方針を定めました。そこでは情報公開にウェブを活用することも取り上げており、読みやすい・検索しやすい・再利用しやすい形式を利用するべきとの指針が定められました。
審議の過程で、固有名詞を挙げて“問題視”されたのがPDFでした。PDFはスマホなど小画面では読みずらく、テキストファイルのように簡単にテキスト検索できず(PDF専用の検索ツールが必要)、データの再利用ができなかったり難易度が上がる欠点が見逃せなかったのです。そして英国では2010年に、役所はオンライン閲覧用にPDFは使わない方針を決めたのです。
その証拠をご覧いただきましょう。英国デジタル政府サイトの文書公開のガイドラインの冒頭に、「標準のブラウザ設定で見られるHTMLを使用すること。他規格は読むのをより困難にする、例えばPDF」と、名指しでPDFにダメ出ししています(下図の赤枠の部分)。
PDFからHTMLへの移行は、簡単・お手軽です
そんなこと言ったって、オンラインで見る人のためにPDFと同じ内容のHTMLページを作るにはお金も手間もかかるのでは? いいえ、違います。
たしかに資金力があるなら、PDFと同じ情報のHTMLページをわざわざ作るやり方もありです。でもたいていの場合には、資金も手間もかけない方法が好まれます。それがPDFをHTML5やSVGに変換するツールを使うやり方です。
具体的には、PDFファイルをHTML5/SVGファイルに変換するツール(ソフトウェア)を使って、PDFファイル(入力)→変換ツール→HTML5/SVG(出力)という流れで変換し、HTML5/SVGファイルをサイトにアップロードします。近年の主要なブラウザはHTML5/SVGに対応しているので、問題になく閲覧できます。別アプリや拡張機能なども不要です。これで、簡単かつ低コストに脱PDFを果たせます。
なかでも弊社のHTML5/SVG変換ツールBuildVu(ビルドビュー)は、PDFの“見た目”を変えずに変換する正確性を重視しています。複雑なレイアウトの雑誌でも、ズレが致命的になる建築図面(設計図)の分野でもBuildVuが活用されています。
今回は英国デジタル政府の例を取り上げましたが、オンライン閲覧用はHTML系、オフライン閲覧(ダウンロード)用はPDFという使い分けは、世界的な主流になるでしょう。BuildVuのオンライン変換(無料)で、お手持ちのPDFを変換して、変換精度や閲覧の快適性などを実際にご評価いただけます。末尾のご案内から、ぜひお試しください。
BuildVuについて
BuildVuは、雑誌や図面などをHTML5/SVGで“見た目”どおりに表示するツールとして20年以上の実績があります。PDFからHTML5/SVGへの変換ツール、HTML5/SVGビューアは、ぜひBuildVuにお任せください。
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※1 開発元のIDRsolutions社と株式会社インターワークの提供するサービスです。