fbpx

PDFのままではSEOに限界――HTML5/SVGに変換すれば超楽・超改善

PDFのSEO効果を上げる究極の手段は、PDFにこだわるのを止めることです。検索エンジンとの親和性の高いHTML5やSVGに変換してネットに載せる手があります。
PDFのままではSEOに限界――HTML5/SVGに変換すれば超楽・超改善

SEO(検索エンジン最適化)では、HTMLページを手掛けた後にPDFにも取り組みたくなります。PDFのSEOセオリーとしては、PDFのプロパティ設定でmeta情報を豊富にすることで、PDFの内容を検索エンジンが把握しやすくする手法などが知られています。

すでに取り組んでいる方も多いことでしょうが、PDFのSEOの効果に満足できていますか? HTMLページであれば、検索エンジンは検索ワードをしっかり把握してくれるのに対して、PDFだとうまく認識されないモヤモヤ感はありませんか?

PDFのSEOがうまくいかない理由が多すぎて困る

検索エンジンがPDFを苦手とする原因は、PDFと検索エンジンの両方にあります。

PDFの側に原因がある代表例は、検索エンジンが“理解できる”ようにPDFが制作されていないというものです。印刷物のことしか考えずにDTP作業したPDFに起こりがちです。SEOのための対処としては、PDFにする以前、つまりDTPソフトウェアに戻って、テキストブロックのつながりを明示したり、“絵”としてデザイン処理したタイトルや見出しを検索エンジンが文字列(文字コード)として認識できるように情報を追加する必要があります。

検索エンジンにとっての問題は、PDFはHTMLとは違う技術が必要になることです。PDFの内部構造は複雑で、人の眼で見た文章の並びとは異なる順番で文字が並んでいます。しかもPDFファイル内で独自に定義された文字コードと標準規格の文字コードが混在しています。ブロック(段落)はファイル内でバラバラの位置にあります。これらの理由で、PDFは何段階かの手順を踏まないとテキストの抜き出しすらできません。
検索語の把握などの技術開発はHTMLが優先され、PDFを対象とするのは後回しになりがちです。こうしたことが重なって、検索エンジンにPDFはうまく認識されないのだと思われます。

重要なのはPDFではなくてSEO。それなら、脱PDF

PDFにこだわるから難しくなっているのです。それなら、PDFを使うのをやめてHTMLに替えればいいのです。ウェブ閲覧の親和性がいちばん高いHTMLにすれば、検索エンジンとの親和性も高くなります。

具体的にはPDFコンテンツを、新しいHTML規格のHTML5やSVGで表示するように変更します。HTML5/SVGは、精密に位置を指定して線や文字を描くことができる規格です。特殊記号の多い技術書、グラフィカルな雑誌、ズレが許されない設計図などをブラウザで表示できるように規格が定められています。

手作業でHTML5/SVGに作り直す必要はありません。PDF→HTML5/SVG変換ツールを使って、PDFからHTML5/SVGへ変換することで、手軽にPDFのHTML化が可能です。

実例をご覧ください。下図は代表的なPDF→HTML5/SVG変換ツールBuildVu(ビルドビュー)を使って、PDFからHTML5/SVGに変換した実際の画面です。(左)はカタログ、(中)は技術系の単行本、(右)は建築図面です。それぞれの画像をクリックすると、HTML5/SVGでの表示に切り替わります。ウェブブラウザで拡大・縮小やページ送りなど、PDFと遜色のない表示ができることをご確認ください。

カタログ
技術系の単行本
建築図面

ウェブエンジニアの方は、HTML5/SVGでのソースコードもご覧ください。見慣れたHTMLタグと、文章通りのテキストが並んでいるでしょう。BuildVuは文書の構造(ブロックの表示順や図表との関係)などを、可能な限り、読み手の望む順番通りに変換する仕組みを盛り込んでいます。ただ単にPDFからHTML5/SVGに変換するツールとは異なります。

BuildVuの書き出すHTMLファイルには各ページへのリンクはありませんので、SEO対策には書き出したHTMLファイルのリンクリストを作成する必要があります。しかしこれなら、HTMLページと同じやり方でSEOを進められるとご理解いただけるのではないでしょうか?

BuildVuでは評価用のPDF→HTML5/SVG変換サービス(無料)を提供しています(末尾に手順がございます)。ぜひ、お手持ちのPDFをオンラインでHTML5/SVGに変換して、見え方の差異が少ない点や、検索エンジンでのワード認識の違いなどを実際にご確認ください。

BuildVuについて

BuildVuは、雑誌や図面などをHTML5/SVGで“見た目”どおりに表示するツールとして20年以上の実績があります。PDFからHTML5/SVGへの変換ツール、HTML5/SVGビューアは、ぜひBuildVuにお任せください。
PDFからHTML5/SVGへの変換入門は、こちらをご覧ください

ぜひ今すぐにBuildVuで、あなたのPDFファイルをHTML5に変換してみてください。変換と専用ビューアでの閲覧をこちらからお試しいただけます(メールアドレスの登録不要、無料です)

BuildVuオンラインコンバーター※1
オンラインでPDFからHTMLに変換

※1 開発元のIDRsolutions社と株式会社インターワークの提供するサービスです。

    Facebook
    Twitter
    Email
    公式ブログロゴ

    製品に関する記事や開発者のブログ

    PDF用語集

    この記事ではPDF関連の一般的な用語を網羅し、それぞれの定義を解説します。

    PDFメタデータとは?開発者が知っておくべき基礎知識

    PDFファイルを扱う際、「メタデータ」という言葉を耳にすることが多いでしょう。メタデータとは、ドキュメントに関する情報を指し、ファイルの作成者や作成日、使用されたソフトウェアなど、ドキュメントを説明する情報が含まれています。この記事では、開発者向けにPDFメタデータの基本からその利用方法までをわかりやすく解説します。

    PDFを最適化して軽量化!使われないオブジェクト削除で得られる驚きの効果

    Javaでシステム開発を行う中で、PDFファイルのサイズが予想以上に大きくなり困った経験はありませんか?その原因の一つに「使われないオブジェクト」の存在があります。今回は、Javaの開発者でJPedalのプロダクトマネージャーのJacob氏の記事を元に、使われないオブジェクトとは何か、その削除方法、削除によるファイルサイズの削減効果、そしてその他のメリットについて解説します。

    PDFファイルを扱うシステム開発・ウェブ開発に役立つ

    開発者向けPDF入門ガイド

    開発者向けPDF入門ガイド

    PDFの基礎から応用まで開発者のための入門ガイド2024年版

    PDF の仕様や活用方法など、開発者に必要な情報がコンパクトにまとめました。初めてPDFを扱う開発者にも分かりやすく、基礎から応用までカバーしているため、PDF のポテンシャルを最大限に引き出し、アプリケーション開発やドキュメント管理の効率化を図るための手引きとなるでしょう。技術的な側面に興味がある開発者だけでなく、ビジネスでPDFを有効活用したい方にもおすすめの一冊です。

    MENU
    PAGE TOP