BuildVu 2024.07 Release Notes

Release date: 9th July 2024

Next release: 20th August 2024

英語版のリリースノートへのリンク

機能強化：

HTML-3880 オプション・クラス(HTMLConversionOptions, SVGConversionOptions, IDRViewerOptions, ContentOptions, FormViewerOptions)を更新し、セッターの連結をサポートしました。これにより、複数の設定を1行で設定できるようになりました

HTML-3875 カーニングによって文字が重なる場合のテキストの位置決めが改善され、特にCJKファイルが改善されました

HTML-3874 Safariで表示されないことがある孤立した(独自の<span>内の)結合文字の回避策を実装しました。Webkit のバグ報告を提出しました：https://bugs.webkit.org/show_bug.cgi?id=275401

HTML-3879 フォールバックフォント/Unifont/をバージョン15.1.05に更新し、日本語の句読点の位置を改善しました

HTML-3882 内部リファクタリングによる重複コードの削除を行いました

修正された問題：

HTML-3878 埋め込まれていない日本語フォントに対して不適切なフォールバックフォントが選択され、テキストが文字化けする問題を修正しました

CORE-3959 エンコーディングが壊れているCIDフォントが正しくレンダリングされず、テキストが文字化けしていた問題を修正しました

CORE-4034 誤った行列変換により、コンテンツが誤った位置に描画される問題を修正しました

CORE-4035 文字セットエンコーディングが異なる順序で読み込まれることにより、PDFファイルを異なる順序で変換した場合に発生する、一貫性のないテキスト抽出を修正しました。これは、∆ (U+2206 increment)、Δ (U+0394 delta)、Ω (U+2126 ohm)、Ω (U+03A9 omega)などの少数の記号文字に影響しました。

CORE-4037 2024.05で導入されたリグレッションを修正。XObjectキャッシュが異なるSMasksが使用されている場合を考慮せず、まれにコンテンツが正しく表示されないことがありました

BuildVu Microservice [API Changes]:

ファイルストレージ戦略を更新し、元のファイル名を使用するのではなく、変換時のuuidでファイル名を付けるようにしました。これにより、特定のファイル名が拒否されなければならないようなエラーケースを防ぐことができます。
詳細はこちら： BuildVuマイクロサービスにおけるAPIの変更