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ライセンスとバージョン
コマンドラインからBuildVuを実行する
コマンドラインからBuildVuを直接実行することができます。これは、別の言語やスクリプトからコンバータを実行するのに便利です。
前提条件:
- buildvu.jar をダウンロードする必要があります
- Java 17以降が必要です(バージョン互換性をご確認ください)。
- buildvu.jarと同じ場所から実行するか、絶対パスを指定します
クイックスタート:
日本での販売は全てハイブリッド版(SVG、HTML5共に書き出せる)です。
BuildVu-SVG:
java -Xmx512M -jar buildvu-svg.jar /inputDirectory/ /outputDirectory/
BuildVu-HTML:
java -Xmx512M -jar buildvu-html.jar /inputDirectory/ /outputDirectory/
Xmx値を増やすことにより、より多くのメモリを割り当てることができます。
IDRViewer か Contentモードか?
デフォルトモードはIDRViewer内で文書を生成します。独自のカスタムソリューション内で使用する生のコンテンツ(ビューア無し)だけを生成するには、 -Dorg.jpedal.pdf2html.viewMode=content
を設定します。
java -Dorg.jpedal.pdf2html.viewMode=content -jar buildvu-svg.jar /inputDirectory/ /outputDirectory/
セッティングはどのようにコントロールされますか?
コマンドラインから実行する場合、設定はシステムのプロパティを渡すことで制御されます。利用可能な設定とその値は、変換オプションのセクションにあります。
java -Dorg.jpedal.pdf2html.compressImages=true -jar buildvu.jar /inputDirectory/ /outputDirectory/
Officeドキュメントのサポート:
BuildVuの主な機能はPDFファイルをHTML5に変換することですが、LibreOfficeを利用してOffice文書をPDFに事前変換することで、Office文書をHTML5に変換することも可能です。
LibreOfficeをインストールした後、LibreOfficeの実行ファイルへの絶対パスをシステムプロパティとして渡すだけで、コマンドラインからOffice文書をHTML5に変換できるようになります。
java -Dorg.jpedal.pdf2html.libreOfficeExecutablePath="/path/to/soffice" -jar buildvu-svg.jar /inputDir/ /outputDir/
Office 文書と同じファイル名のPDFファイルが既に存在する場合、変換は失敗します。これは、ファイルの上書きを許可することで回避できます。 -Dorg.jpedal.pdf2html.allowLibreOfficeOverwrite=true
で設定します。
Linux上でLibreOfficeを実行している場合、Linuxで利用できないフォントが使用されていると、一部のファイルが正しく変換されないことがあります。Google Noto Fontsをインストールすることで、利用できないフォントが代替フォントで置き換えられる可能性が高まります。
フォントライセンスに抵触しない出力方法:
テキストの選択や検索が可能なシェイプテキストモード(svg_shapetext_selectable
または、image_shapetext_selectable
)を利用することで、表示される文字は画像で表現し、テキストはフォントデータを書き出さない形で出力できます。これにより、テキストの選択や検索可能で、かつ、フォントライセンスに抵触しない形で書き出すことが可能になりました。
java -Dorg.jpedal.pdf2html.textMode="svg_shapetext_selectable" -jar buildvu.jar /inputDirectory/ /outputDirectory/